環境への取り組み
飛田給練成道場の環境への取り組み
「生長の家」は2001年、宗教団体として初めて環境ISO14001の認証を取得。
2007年、国内の全事業所66箇所で認証取得を達成し、同時に教団の活動から排出するCO2を相殺する“炭素ゼロ”運動を開始しました。
また2013年には自然との共生に図る「森の中のオフィス」(山梨県北杜市)に移転しました。
このように、地球環境保護の分野で、先進の活動と提言を続けている「生長の家」と歩調とあわせ、当道場でも各種取り組みを行っています。
”新しい文明”の構築に向けて
生長の家では、地下資源に依存した現在のライフスタイルから、自然と人間が共生する新しいライフスタイルへ、“新しい文明”の基礎づくりを、教団を挙げて進めています。
道場員によるプロジェクト型組織(PBS)の活動
自然と人間が共生する生活法の実践として、生長の家ではプロジェクト型組織(PBS)としての活動を展開しています。
飛田給練成道場においても、道場員が楽しく活動を行っています。
道場境内地の広い敷地を利用して菜園を作り、土作りから種植え、収穫まで全て行います。
環境の負荷が高い肉食を止め、菜園で収穫した野菜などを使い、ノーミートの食生活を実践しています。
この取り組みを具体的に行っているプロジェクト型組織「SNIオーガニック菜園部」のサイトはこちら
定期的に自転車でサイクリングへ出かけ、多摩川周辺の自然や歴史に触れ、心を豊かに育ませています。
また日常でもクルマを使わず自転車を積極的に使い、二酸化炭素を排出しない生活法を実践しています。
この取り組みを具体的に行っているプロジェクト型組織「SNI自転車部」のサイトはこちら
自然素材を使ったクラフトや手工芸品を手作りで製作したり、捨てようとしていたものを何か別のものにリメイク。
安易に手に入る消費生活から、モノを大切に生かし、作り上げる喜びの表現活動を実践しています。
この取り組みを具体的に行っているプロジェクト型組織「SNIクラフト倶楽部」のサイトはこちら
練成会でも様々な取り組みを行っています
練成会においても、「自然と人間が共生する」生き方を実際に行う様々なプログラムが盛り込まれており、参加者の皆様も「新しいライフスタイル」を楽しく実践していただいています。
自然物をていねいに見つめ、絵を描いて表現する「絵手紙の実践」の時間。皆様の力作を発表するときは讃嘆の声が飛び交い、明るく盛り上がるひとときでもあります。
世界では約9億人が飢餓で苦しんでいると言われています。同じ神の子の生命を生きる人達に想いを馳せ、「世界人類みな同胞(はらから)を自覚する日」と称して「一汁一飯の実践」を行っています。この時集められた募金は、WFP(国連世界食糧計画)に寄付されます。
境内地の樹木や植物をじっくり観察し、あるいは風や鳥の鳴き声に耳を澄ませ、自然と自分との共通性や、関係性を見出す「自然体験学習」。自然の営みに改めて感謝するとともに、自分の新たな神性に気づく瞬間でもあります。
飛田給駅周辺から道場までのゴミを拾い、地域に貢献する「クリーンウォーキング」。短い時間の間でも毎回たくさんのゴミが集まります。
みんなが楽しみにしている練成会の食事も、もちろん環境に配慮したノーミート料理。愛情たっぷりの食事に、参加者の皆様の表情も自然にほころびます。練成会に来るまでほとんど食欲が無かった人も、道場の美味しい料理に食が進み、すっかり健康になって帰られる方がたくさんいらっしゃいます。
環境への取り組み事例
太陽光パネルを設置し、ソーラー発電中
電気使用量を計測し、使用量をオーバーするとお知らせするシステムです
電気自動車を常設しています
電気自動車用の充電器です
木の枝を粉砕して土に還すチッパーです
生ごみ処理機で、生ごみを再生します
生ごみを有機土にするコンポストです
ごみの分別にも取り組んでいます
同じく、ごみの分別です。
ご協力の程、よろしくお願いいたします。
地球社会の一員として 宗教法人「生長の家」布教・環境方針 基本認識
生長の家は、1930年(昭和5年)の立教以来、「天地の万物に感謝せよ」との教えにもとづき、全人類に「人間・神の子」の真理を宣布し、万物を神の生命(いのち)、仏の生命(いのち)と拝む生き方をひろめてきた。人類はその間、世界大戦と冷戦を経験しながらも平和への希求を絶やすことなく、人口急増の中で経済発展をなしとげてきた。
しかし、人類は幸福追求を急ぐあまり、他の生物種や自然環境を顧みない思想と生き方が災いして、資源やエネルギーの大量消費、温室効果ガスを含む有害物質の大量排出などにより、立教から90余年をへた今、地球の自然環境は深刻な劣化状態に至っている。即ち、地球温暖化は不可逆的なレベルに近づき、その結果である気候変動は世界各地に災害を頻発させ、食糧の減産を引き起こし、難民や移民は増加を続け、政治的経済的な排外主義の台頭により、各国に政情不安が起こっている。これらは次世代以降にも及ぶ深刻な問題である。
このような中で、吾々人類に必要なことは、自然と人間を“別物”と考えて搾取の対象とするのではなく、大自然の恩恵に感謝し、山も川も草も木も鉱物もエネルギーもすべて神の生命(いのち)、仏の生命(いのち)の現れであると拝み、それらと「共に生かさせていただく」という宗教心である。生長の家は、この宗教心にもとづく生活の実践こそ、地球規模の広がりをもつ現在の諸問題を解決する鍵であると考える。
生長の家は、この宗教心を広く世界に伝えると共に、現代的な意味での宗教生活の実践として“自然と共に伸びる”生き方を開発し、あらゆる活動を通して温暖化の抑制と地球環境保全に貢献するだけでなく、気候変動や地震・津波などの自然災害の影響などで困窮する人類同胞の救援・支援を展開するものである
発行 2024年(令和6年)4月3日
地球環境に配慮した生活実践の普及
多くの人々に地球環境に配慮した生活を実践していただくために、宗教法人「生長の家本部練成道場」の各練成会及び能力開発センターの各セミナー等において、「大自然の恩恵に感謝し、山も川も草も木も鉱物もエネルギーもすべて神の生命(いのち)、仏の生命(いのち)の現れであると拝み、それらと共に生かさせて頂く」という生き方を広く伝え、環境保全についての啓発活動を行っています。
また、宗教生活の実践として、練成会において提供する食事は、飼料等の資源を浪費する肉食を避け、また、参加者に節電・節水等、地球資源の保全を訴えております。
ISO14001取得・更新への取り組み
宗教法人「生長の家本部練成道場」は、環境マネジメントシステムの国際標準規格であるISO14001の認証の取得をめざして、平成13年度より、総務の陣頭指揮の下、全道場員が一丸となって環境保全活動に取り組んで参りました。
その環境保全活動が認められ、平成14年7月18日付で、ISO14001の認証を取得いたしました。
現在、宗教法人「生長の家本部練成道場」の「環境プロジェクトチーム」は、その長たる環境責任者を総務が担当し、緊急事態対策チーム・コミュニケーションの責任者を庶務・経理課長が担当、事務局をISO担当者が担当し、その他道場内の各課からのプロジェクトチームメンバーで構成しています。
この活動の中で、境内地での樹木育成等の森林保存、太陽光発電装置による再生可能な自然エネルギーの利用、節電・節水等の省エネルギー・省資源対策、廃棄物の削減などに取り組み、環境負荷の低減を進めています。
特に、電気・水道・ガス・燃料等の節減による省エネルギー・省資源対策は、宗教法人「生長の家本部練成道場」の道場員全員が心をあわせて取り組み、夏季・冬季でも、行事中及び練成員の部屋を除き、エアコンは原則使用しないように徹底してまいりました。
また、現在、道場内で使用する全電力量を24時間監視してモニター表示し設定した最大需要電力(デマンド目標値を超過する場合には即時に警報を発するデマンド監視警報機能システムを導入しております。
宗教法人「生長の家本部練成道場」における環境保全活動のために各課別に作成された「業務分析表」及び「環境マネジメントプログラム(EMP表)」については、環境プロジェクトチームメンバーを中心に各課ごとに定期的なミーティングを行って、常に見直しと改訂を進めており、改訂したものは、宗教法人「生長の家」ISO推進支援部が開設しているホームページに掲載して、道場外の関係者にも周知しています。
太陽光発電装置等の再生可能なエネルギーの利用
飛田給練成道場では、道場大改修工事と同時に、平成13年4月から、50KWの太陽光発電装置を設置、活用しています。
太陽光発電装置等の再生可能なエネルギーの利用
宗教法人「生長の家本部練成道場」は、省資源やCO2排出削減の一助として、グリーン電力(風力等の自然エネルギーにより発電された電力)の採用及びメガソーラーや地熱発電の設置等の普及の助成等を目的とする「生長の家自然エネルギー拡大募金」活動への協力を実施しています。募金箱は正面玄関ロビーに設置しています。